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オススメの歯科医院は?数ある歯科医院から選ぶポイント

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歯科医院の数はコンビニの数より多いです。そんな中からオススメの歯科医院を見つけるのは困難と思われるかもしれません。しかし探し方を変えてみると、オススメの歯医者さんが見つかる可能性を高めることは可能です。本記事ではそんなオススメの歯医者さんを見つける方法を解説させていただきます。

オススメの歯科医院といえばどのような歯科医院を想像するでしょうか?腕ききの名医がいる歯科医院。そんなクリニックだと思います。でもそれは上手な先生であって、僕たち歯科医師がオススメする歯科医院とは少し異なります。上手な先生なんてゴロゴロいますし、皆様先生方も切磋琢磨しています。ポイントはテクニックや医院の特徴だけじゃないんです。

歯科医院を選ぶポイント

歯科医院を選ぶ上で最も重要なポイントはライフスタイルに合っているかどうかです。

どうしても歯科治療というのは治療の回数がかかることが多いです。1回で終わることの方が少ないでしょう。つまり何度も通わなければなりません。

そんな時、通いにくい歯科医院を選ぶと通院も億劫になってしまうのではないでしょうか?自分の生活に寄り添った歯科医院がオススメの歯科医院になってくるのです。

ライフスタイルとオススメの歯科医院

敏腕歯科医師がいるクリニックが車で40分の距離にあったとします。当然平日仕事帰りに通院するのは面倒ですよね。だからと言って休日通うとしても少し面倒な距離です。無理をして最初は通院するかもしれませんが、歯科治療は回数がかかることが多いです。途中で嫌になって治療を辞めてしまっては元も子もありません。それなら特に口コミサイトで敏腕と名高い訳でなくても通いやすい先生のところに、仕事帰りか休日通いやすいところで治療を最後まで終えた方が、良い結果が得られます。つまりライフスタイルに適した歯医者さんというのがオススメの歯科医院の条件になるのです。

あなたは子供?大人?有病者?

歯科医師はそれぞれさまざまに修行してきていますから、例えば小児のプロや病気を持った人の歯科治療のプロがいます。もちろん小児のプロのところに小児を連れていけば、先生にとってお家芸ですから優れた治療をしてくれるでしょう。口コミサイトでも高い評価が記載されていると思います。このように一部の患者層に特化した先生がいらっしゃいますから、その患者層に該当する場合、その歯科医院がオススメの歯科医院になります。このようにオススメの歯科医院は流動的といえます。

歯科医院の特徴は?

例えば歯科医院に行く目的がホワイトニングや歯科矯正治療だったとします。確かに一般の歯科医院でも治療は可能ですが、こういった特殊な治療には、先述のプロのようにそれらの治療を専門とした職人のような先生がいます。こういった特殊な治療を受けたい場合、矯正を専門とした先生を自分の通いやすい範囲で選ぶこともオススメです。特に歯科矯正などは通院頻度が少ないですので、少し候補の歯科医院の範囲を広げてもいいかもしれません。とはいえストレスなく通える範囲で探すことは重ねてお伝えさせていただきます。

歯科医師の経歴は?

歯科医師には3パターン存在します。

大学で修行した先生

基本的に1つの分野に特化しています。ですので歯科矯正やインプラント治療のような口腔外科の治療を受けたい場合は大学で偉くなった先生を選べば専門的な治療を受けることができます。大学の序列は医員<助教<講師<准教授<教授です。講師クラスの先生になるとゴッドハンドがゴロゴロいる印象を個人的には持っています。

都会で修行した先生

歯科の最新知識は東京や大阪で開催される勉強会で習得します。そのため都会で修行した経験がある先生というのは毎週のように最新知識を得るために勉強会に参加することが可能です。いわば地方在住の歯科医師と比較してテクニックの習得がしやすい環境にあります。東京・大阪の在住経験がある先生はテクニックの面で最先端のものをキープしている可能性が高いです。

卒後地方で修行した先生

①や②の先生がゴッドハンドとすると、③の先生は劣って見えるかもしれません。しかし地元の患者様をドロップアウトさせることなく通院を継続させられるのはこの先生方です。理由は先生によって異なるかもしれませんが、例えばおっとりした診療をして安心させてくれるなど、上記の先生とは少し毛色が違います。ゆったりと歯周病治療を受けたいといった場合、こういった先生がオススメになってくるのではないかと思います。

治療方針

治療より予防を重視した歯科医院の方が、長く歯科医院と付き合っていくにあたってオススメできます。歯科治療は悪くなったところを治すことを繰り返すだけでは、結局歯がなくなってしまい、良好な予後が得られません。その点予防の考え方では、歯・顎全体を見て年齢を重ねても自分の歯で噛めるように治療を進めて行きます。そのため予防を重視するクリニックがオススメです。

設備

ここまでは歯科医院の選び方についてお話させていただきました。ここからは設備や手技についてお話させていただきます。

滅菌・消毒・衛生面について

歯科医院で使用する器具には血液が付着することが多く、衛生管理が重要になります。そのため滅菌や消毒といった衛生面の管理が非常に重要です。また最近ではiPhoneなど器具を使用することが増えてきました。使用の度にグローブを交換しているか、アルコールで清拭しているかなど、細かなところまで見る必要があります。感染予防のためにも、ずさんな衛生管理のクリニックはオススメできません。

麻酔について

歯科では一般的に表面麻酔の塗り薬を使用した後、注射の麻酔薬を使用します。しかしいずれの麻酔薬も一定時間置いておかなければ効果が出ません。そのためしっかりと麻酔が効くまでの時間を確保している歯科医院がオススメの歯科医院ということになります。それというのも、歯科治療は同じ治療内容であれば15分で行っても30分で行っても売り上げが同じなのです。利益ベースの歯科医院は患者様の痛みよりも利益を追従しますから、短時間で治療を終えようとします。しっかり時間を確保して麻酔を効かせてくれる歯科医院がオススメの歯科医院です。

ラバーダム

歯科医院にとって1円も入らないのでラバーダムを評価項目に入れることは酷かもしれませんが、それでもラバーダムを使用している歯科医院が存在します。ラバーダムとは歯の神経の治療を行う際に使用するゴムの膜で、唾液が入ってくることを予防するための装置です。繰り返しますがラバーダムは使用しても1円にもなりません。歯科医師のサービス、プロ意識です。これを使用すると治療成績が上がりますので、赤字になってもラバーダムを使用する歯科医院はオススメの歯科医院と言えます。

歯科用CT

インプラント治療に必須の機器ですので、インプラント治療を希望する場合は少なくともCTがある歯科医院をオススメします。これにより立体的に顎の骨の形や神経の位置を把握することができるため、正確かつ安全に処置を進めることが可能になります。

マイクロスコープ

肉眼の20倍まで視野を拡大することができる、歯科用顕微鏡と呼ばれるものです。マイクロスコープを使用すると、肉眼では見えなかった治療すべき部位を見ることができるようになるため、治療成績が上がります。マイクロスコープを使用している歯科医院はそのための講習も受けていて、モチベーションも高く、歯科医院としてオススメできます。

治療の目的ごとにオススメする歯科医院
審美治療

いわゆる銀歯のような金属の歯は口の中で目立ってしまい、好ましくありません。そのような中で、多くは自由診療になりますが、白い歯で被せるあるいは詰めることができます。羅列になってしまいますがオールセラミック、ジルコニア、メタルボンド、ハイブリッドなど歯科医院によっては選択肢が多く、あるいは歯科医院ごとに価格が違うので、ご自身が選択したい治療を希望に沿った価格で受けられる歯科医院をオススメします。

インプラント

歯を失ってしまった場合、義歯など補う方法はありますが、さまざまな面でインプラントが優れています。そんなインプラントですが、口腔外科と標榜しているクリニックであればどこでも良いのかと言われると、そうは言い難いものがあります。まずは先ほど挙げたCTがあることは最低限の条件です。さらに重要なことは、歯科医師がどれだけインプラントに力を入れているかどうかです。

インプラントは土台となる骨がなければ埋めることができません。しかし骨がないと諦めるのかというと、歯科医師は諦めません。骨がないなら作る。人工的に骨を作るのです。その骨を作るためのテクニックが多数あるのですが、これを習得している歯科医師こそインプラントに力を入れている歯科医師です。また羅列になり恐縮ですが、GBR、ソケットリフト、サイナスリフトなど様々なテクニックがあります。これらを駆使して幅広い症例に対応できる歯科医院がインプラント治療にはオススメです。

マウスピース矯正

カメラで口の中のデータを立体的に記録し、そのデータを元にマウスピースを作ります。マウスピースが少しずつ歯に力を描けるようになっていて、歯が移動したら新しいマウスピースに交換します。複数枚マウスピースを交換したところで理想の歯並びになる。これがマウスピース矯正です。

マウスピースですので、どうしても人に見られたくない時は取り外すことができます。そういう意味では生活に馴染ませやすい治療がマウスピース矯正です。

職業柄ワイヤー矯正ができない方などはマウスピース矯正に力を入れている歯科医院がオススメになってきます

ワイヤー矯正

マウスピース矯正は適応に制限があり、理想的な歯並びにならない可能性があります。その点ワイヤー矯正の方が対象となる症例が広く、症状が重度の患者様はワイヤー矯正を選ぶべきでしょう。しかし基本的にPC上の操作で済ませるマウスピース矯正と比較して、ワイヤー矯正には熟練の技も関わってきます。そのためワイヤー矯正は、マウスピース矯正でなくワイヤー矯正をオススメしている歯科医院を選ぶべきです。

担当医制・症例検討会

歯科医院には患者様一人につき決まったドクターがつく担当医制のクリニックがあります。担当医制のメリットは前回までに自分が何をしたか分かること、そして今後の方針を自分の考え通りに進められることです。さらに症例検討会という、患者様の治療方針を他の歯科医師と話し合う機会がある歯科医院は理想的です。複数人で建てた治療計画に沿って確実に治療が進んでいく訳ですから、理想的な治療となります。

最後に

オススメの歯科医院は患者様によって違います。

①通いやすくて

②自分を対象としている(大人か小児か)

③専門家?最新の治療を受けたい?長く通いたい?

④予防的な考え方の

⑤設備が整った

⑥特殊な治療を受けたいなら専門的に対応した

⑦担当医制

の歯科医院がオススメです。

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